Kトラハウスユーザーからレポートが届きました。
2019年1月18日
昨年、軽トラキャンピングカーの「Kトラハウス」をご購入いただいたお客様から美しい写真とレポートが届きました。
Kトラハウスを使ってみての感想として、
1.荷物が多いので運転席上部の張出部分がもっと大きければありがたい。
2.紫外線や雨による屋根の耐久性は大丈夫か。
3.シェル固定用具のうち、後部のベルトが外れやすい。
4.結露をなんとかしたい。
とのことでした。
まず、シェルの張出部分ですが、
1.設計上の強度の問題
2.使い勝手として奥行きが深すぎるのもどうか
3.作りやすさ
から、現在の大きさになっています。
当初から、 もっと大きくしたいという要望もあるかと思っていましたので、 将来的にはオプションで導風ボックスを用意する予定です。
導風ボックスは、形状や内部構造など検討課題が多く、 少し時間がかかりそうです。
手っ取り早いのは、ルーフキャリヤ的なオープンのものでしたら、 比較的短時間で実現できるかもしれません。
屋根の耐久性は未知数です。
アルミ複合板自体は、 アルミの耐食性を考えるとそれなりの耐久性はあります。
一方で、 防水処理をしているシリコンシーラントは紫外線による劣化があり ますが、それでも1, 2年で防水がだめになる可能性は低いように考えています。
当社では、現在、屋根に遮熱塗料を塗ることを検討しています。
これは夏場のシェル内の温度上昇対策として、 今年の夏には実験したいと考えており、紫外線などを反射するようですので、 耐久性アップにも効果があるかもしれません。
後方のベルトが外れるのは、 締め方が不足している可能性があります。
走行中にシェルが荷台上で動いているかもしれません。
前後の動きは、シェルと運転席の間のスペーサーを入れ、 後ろのベルトでしっかり前方へ押し付けるように締め込むことが重要です。
左右のベルトが緩んでいると、シェルが左右に振られ、 その影響で後ろのベルトが緩んでいることも考えられます。
構造上の問題としてはできるかどうかわかりませんが、 フックを前方に曲げると外れやすさは改善するかもしれません。
結露は基本的に避けられません。
シェルの外壁や窓、扉は、外気により冷やされ、 室内の空気がそれに触れることにより、 水蒸気が水に変わって結露するものです。
軽減策としては、
1.室内の空気が壁や窓に触れないようにする→ エアーキャップなどの断熱性のある材料を貼る
2.室内の水分(水蒸気)を減らす→換気をする
3.室外と室内の温度差を小さくする→換気をする、暖房をしない
などでしょうか。
人体から出てくる水分(水蒸気) をすべて換気扇で排出することは難しいように思います。
結露があったあとはできるだけ室内を乾燥させるため、 昼間に窓やドアを開放し、通風を確保してください。
軽トラキャンピングカーのユーザー様で、上記の改善策やアイデアをお持ちの方は、是非ご連絡ください。
お待ちしています(Y)